ストレス社会を生きるための耐性を見る
ストレス社会と言われて久しい現代。ネットを中心に溢れる情報。居ながらにして情報をとることができる便利さの反面、誹謗や中傷も。こんな時代はしっかり自分の位置を確認して周りに流されないどっしり感が必要。ビジネスも日本国内だけせはなくワールドワイド化している現代では国際ビジネス社会を生き抜く強さもまた必要です。
ストレス耐性を見る。これは、昨今、どの業界でもどの会社でも採用担当者に求められていることです。大企業も中小企業でも、現代は、ストレスが原因で会社を休職する人が増えています。30年前であれば、うつ病で長期に休む人など殆どいませんでした。現代はインターネットで殆どの情報が手に入る時代。いい情報もとれるけれど自分にとって手に入れたくない悪い情報も同じように手に入れられます。そして情報が多ければ多いほど人はそれらに振り回され傷つけられてしまいます。インターネットを中心とするデジタル技術の普及で、ビジネスの量、質とも大きく進化。海外勤務や海外出張、国際間ビジネスの多発。会社員が求められる行動領域も大きく増えています。30年前は何を行ってもある程度の実績は残せた。でも今は違います。少量多品種生産時代が苦労を増大させます。サービスも24時間対応が当たり前の時代です。つまり便利が当たり前の時代。お正月からお店は開いているし、盆暮れもなく24時間対応が現代社会です。しかし人間のストレス許容量は大きく進化してはいません。ストレスで倒れる人が多発。こんな事態は会社も困ります。ストレスに強い人を探せ。会社から採用担当者に命令が伝達されます。ではどうやってストレスに強い人を探せばいいのでしょうか。
そもそもストレスに強い人は存在しません。ストレスに強いのではなく、ストレスに見舞われてもそれをかわすことがうまい人がストレス耐性の高い人です。体力のある人、気分転換のうまい人、趣味を持っている人、頑張れる目標をもっている人(たとえば子供のために頑張れる、みたいな感じです)、運動を行っている人、同じ趣味嗜好の仲間を持っている人、休みの使い方がうまい人。自然に触れ合っている人。このような人は比較的にストレスに強い人である確率が高い。ですから、面接時には、通常の質問に加え、これらジャンルのことを聞いてみると、その人のストレス耐性度が判断できる可能性が高まります。仕事を行うということはつまりプロとしての仕事を行うということです。それだけを考えてみてもストレスが溜まらないはずがありません。大事なのは、ストレスとうまく付き合って、それをどういなしていくのかが肝心なのです。押しといなし。柳のようなしなやかさを持ってる人を採用したいものですね。