2105年(2016新卒採用)では8月採用(面接~内定)開始だったのが、たった1年で改訂、2016年は6月採用開始という日程になりました。ところが大手調査会社の調べではこの協定を守る企業は殆ど皆無といった状況らしい。経団連加盟企業への聞き取り調査では約9割の企業が協定は守られていないと答えているそうです。自分のところは守っているが他社は守っていない。こんなことがわかれば当然自分の会社も守りたくなくなります。いざ採用活動をしようと思ってもその時には既に他社に人材をとられていて優秀な人は残っていない。こうなれば正直モノが損をするということになってしまいます。調査によると2016年予定としては、面接の開始時期として4月が33.9%で最も多く、遅くても5月までに始めると答えている企業が約7割を占めているそうです。2014年度は4月採用開始で2105年が8月採用開始。こうなったのは、勉強時間を確保したいという学校側の要望を受け入れるかたちで経団連が企業側に自主規制として守るように伝えていました。しかし、実際には7月までに面接を始めた企業が約7割、内定を出した企業が約6割あったといいます。2015年も2106年も協定で決められた時期からみて1~2ヵ月早い動きを皆さん想定しているということのようです。