今日は、今どきの大学生が考える魅力的企業とは?というテーマで少し考えてみましょう。
まず、考えられるのは、「教育や研修に熱心」な企業。
大学生は今までアルバイトの経験はそこそこあっても、
社員として、社会人として仕事に就いたこと、仕事をしたことはありませんね。
そんな彼らは、社会に出るにあたってやはり不安です。
自分にその仕事ができるのだろうか。
自分に向いているのだろうか。
先輩や上司とうまくやっていけるだろうか。
如何せん、社会人として仕事をしたことがないのですから、
こんな気持ちを持っていて当たり前といえば当たり前ですね。
特に今どきの子供たちは、
少子化世代で両親から大事に大事に育てられてきたという一面や、
逆に周りの大人たちが自分たちのことで精いっぱいで、
若い人への関心をあまり持つことのできない今の環境下で、
環境適応力が充分育っていないとも言えます。
こんな彼らなので、教育や研修に熱心な企業に目を向けます。
事実、企業内研修や外部講師による研修が充実している企業が人気です。
次に、「雇用を守る」企業です。
リーマン以降、日本の企業もことごとくリストラを敢行しました。
企業本体が無事なら、そこで生計を立てている人らの多少の犠牲はかまわない、といった考え方ですね。
リストラのいい悪いは賛否両論あるかと思いますがここでは触れませんね。
今の学生さんのお父さんもお母さんも、きっと少なからずそんな目にあっています。
身近な人、しかも自分の学費や生活を支えてくれている両親が、
ある日突然職を失ったとしたらどうでしょう。
社会人ならまだしも、学生であれば、そのショックは考えてあまりあるものです。
自分の両親、あるいは友達の両親がそんな立場に追いやられた経験のある学生は
相当数に上るでしょう。
かりにそうでなくてもリストラする企業やリストラにあって人たちの経験は
新聞紙上で日常茶飯事となっていますね。
リストラの非情さを新聞やその他メディアで痛いほど目にするのです。
こんな彼らが雇用を守る企業に魅力を感じるのも当然のことでしょう。
三番目は、「福利厚生」です。
福利厚生とは、厚生年金や失業保険等の基本部分は当然として、
社宅や家賃補助制度、各種手当、保養所や研修旅行、社員レクレーション、資格取得制度のようなものです。
給料はさておき、給料以外でどれ位自分の生活が豊かになるのか、といった指標です。
できるだけ充実させてあげたいものです。
次に、やはり「所得」です。
現在、大学生の平均年収は200万円~230万円とネット検索にありました。
本当でしょうか?随分、少ない気がしますが・・・。
まあ、とりあえずこんな現在の環境下なので、やはり給与、年収の高い企業は当然人気です。
昨今の若者は、出世や年収アップには無頓着かと思いきや、
やはり、生活のベースになる給与は当然高い方が良いのでしょうね。
最後に、お話しするのが、「社風」です。
教育に熱心でも、厚生が豊かでも、給与が高くても、
社風が自分に合わなければ、やりがいは薄まってしまいます。
管理管理といった社風か、
伸び伸び社風か、
堅い仕事を選ぶ社風か、
チャレンジを許してもらえる社風か、
会社によっていろいろでしょう。
歴史ある老舗企業であれば、お堅い営業姿勢でしょうし、
新進IT企業であれば、チャレンジばかりの環境でしょう。
やはり、自分が一番輝く企業風土で働きたいと思うのは、
今も昔も変わりありませんね。