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【面接官の心得】 vol.2
面接時に緊張してしまうけれど

初めての人と会う時はどんな人でも多少は緊張するもの。
それが面接ともなればなおさらですね。そんな緊張をほぐすには・・・。

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仕事やプライベートで初めての人とお会いする場合、これは面接に限らず、程度の差はあれ皆さん多少の緊張感を持たれるのではないでしょうか。特にそれが面接というシチュエーションともなると初めて会うことに加えてその人の仕事適性をちゃんと評価しなければならない重要責務が出てくるので相手の表情、動作、態度、視線、身なりから何かを感じ取ってやろうと思い、なおのこと緊張してしまいます。

面接は、面接を受ける方だけではなく面接を行う側も緊張するものです。これは何度も面接の経験をしている人であっても多少の緊張はあるので、ほぼすべての人が面接に際しては緊張していると言っても間違いではないと思います。中にはまったく緊張しないという手慣れた猛者もいるかとは思いますが。常人(私など)の場合はいつも少なからず緊張しています。これは、自分より年配の人とお会いする場合であっても、同じくらいの人であっても、学生のような若い人とお会いする場合であっても緊張の度合いこそ変われ緊張していることに変わりはありません。
以心伝心といいますが、一方が緊張するとその雰囲気を微妙に感じ取ってもう一方も自然と緊張してしまいます。この状態は普段のままの素のお互いを知る、という本来面接が受け持つべき意味合いから考えるとどちらも緊張で自分を表現できていないという点であまり好ましいことではありませんね。
特に面接される側はどうしても大いに緊張しがち。面接される側はひとりなのに、面接する側は複数、という状況も多々起こり得ます。ですからどうしても緊張してしまいます。これは人の子であれば致し方ないこと。
面接を受ける側は受け身であるため自分のペースで進行することはできません。また面接時に緊張したことによって本来の自分が出し切れなかった場合はあとあと大いに悔いが残ります。ましてそれが学生ともなればなおさらです。なにしろ面接に臨む相手が自分よりもみんな年上で自分にとって未知数の社会人経験者であるわけですから緊張しないわけはありませんね。ここはひとつ大人として学生を面接に迎え入れるという気持ちをまず持つことがスムーズな面接実現のポイントかと思います。

お互い緊張する要素を持っている面接ですが、面接する側が緊張しない術を身に着けてから面接に臨む必要がありそうですね。
最初にお茶を勧め世間話のひとつでもして一息ついてから面接の本題に入っていく。あるいは「緊張していますか、僕も緊張しています」とその時の自分を正直にさらけ出して緊張をほぐしてから面接に入っていく。相手に大きく深呼吸を促してから面接に入っていく。などの工夫を持って面接の場を作る、面接の現場に臨む、といいのではないでしょうか。