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【面接官の心得】 vol.1
学生は面接官のここを見ている!

面接官で会社のイメージが決まるって知っていました?
選ぶ側と思っていた面接官が、実は学生にも選ばれていた。
面接に携わる皆さん、見られている!という意識を持って面接に臨んでいますか。

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採用する側と採用される側、選ぶ方と選ばれる方。マーケットで考えると需要と供給の関係で需要(企業の求人)が多ければ供給側(学生)が有利になり需要が少なければ供給側が不利になります。 人気で考えると人気企業は企業側が有利だし、人気学生(有名校)は学生側が有利です。その年の就職マーケットや企業学生個々の環境で、企業側が採用しやすいマーケットなのか学生側が就職を決めやすいマーケットなのかで状況は異なってきますが、 リーマンショック以降の就職マーケット全般では採用を決定するまでは採用する側(企業側)にアドバンテージがあったように思います。
しかしここから数年はどう動くのでしょうか。

一般的に考えると募集から説明会、面接、採用決定までは企業側のスケジュールとペースで進行します。この時取捨選択権をもっているのは企業側です。 ここまでの活動では採用側の方が立場は強いと言えますね。
でも、採用が決まって学生に内定を出した時点で実は取捨選択権は入れ替わり企業側が選ばれる側になりその立場が逆転してしまうのです。 優秀な学生ほど多くの会社から内定を複数受けるのでその学生が自社を選んでくれるのかどうか気をもむことになりますね。
ビジネス全般に言えることですが、採用する側も就職する側もまずは人間関係構築、企業側と学生、お互いの立場を尊重する気持ちが大切かと思います。 せっかく採用決定した学生がよその会社に行ってしまわないためにもここは最初の出会いからの対応が大事なのではないでしょうか。

学生から時々聞くことは、説明会での担当員が不親切であったのでその後の選考を辞退した、面接時の面接官の態度が横柄で感じが悪かったので次回面接を断った、社員の人に挨拶をしたけれど無視された感じだったのでせっかく内定をもらったが内定後辞退した、などのアンケート結果が実際にあります。
確かに企業側は募集~面接段階では採用する側として採否の決定権を持ってはいるけれど、会社の将来を担う人財を獲得していくための大事な採用活動と考えると、説明会や面接時の対応如何で人財獲得の成否が決まるとすれば、ここは慎重に対応したいものです。
これは採用担当者だけに限った話ではなくてその企業に勤める人たちすべてが会社のイメージや好感度を高めるための行動を求められます。しかし、これは求められたからといって急に対応できるものではなくてやはり普段からの心がけが大事になってきますね。
採用時学生に対しては偉ぶることなくお互いこの世に生きている人間同士、尊敬しあって、フィフティ・フィフティの感覚と気持ちで面接に臨むことが大切なのではないですか。