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相互理解へ直結!会社訪問

WEBサイトを作った。説明会を開いた。あとほかに、ウチのことを学生に知ってもらう方法は・・・・?

学生と社員が一対一で気楽に接する機会、それが会社訪問です。
行っているのは大手企業やベンチャー企業に多い印象ですが、中小企業で行っているところはあまり多くなさそうです。

■会社訪問とは?

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まず会社訪問について簡単に説明します。
おおきく二種類の形式があり、学生が企業の人事や採用担当に個人的にアポを取る場合は、言葉の通り「会社訪問」。
学生が自身の先輩や知人の紹介などを経て社員を訪ねる場合は「OB・OG訪問」と呼ばれます。
ただOB訪問は会社を訪ねるというよりも、そのOB個人を訪ねるものなので必ずしも会社で行われるわけではありません。

就活ジャーナル(http://journal.rikunabi.com/p/student/souken/1721.html)でのアンケート調査によると、就活中にOB・OG訪問を行った学生は全体約500人のうち約22.4%でした。


全体の数字だけを見ると少ないですが、これはまだ学生側が主体となって会社訪問を行っているからであって、会社側が訪問の機会を設けていけばこの数字は確実に大きくなっていくのでは?と予想されます。

■会社訪問のメリット

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photo by Ethan (https://flic.kr/p/9MLDSd)


会社訪問には一人一人に時間を割かなければならない点で時間的な制約がありそうですが、その分のメリットはとても大きいです。

◎ 学生の「素」が垣間見える
会社訪問は面接ではないので、学生も幾分かはリラックスして臨むことができます。
そのため、準備してきたもの以外の質問も気軽に投げかけられるでしょうし、そこから広がる会話や、休憩がてらの雑談もあるでしょう。
そういったコミュニケーションのなかで見られる学生の言動こそ、その学生の普段の姿といえます。
ここで見られる学生の姿と、面接で見る姿と。会社に入って現れるのは、どちらの姿でしょうか。

◎ 「本当のところは…」を知ってもらえる
会社説明会で堂々と「みんな仲がいいって本当ですか?」「職場の空気的に有給取れないんですか?」といったような質問をできる学生はほとんどいないでしょう。
ですが、会社訪問では、その会社の「本当のところ」を聞きこむことができます。
(これはOB・OG訪問の方が有効かもしれませんね。)
どんな雰囲気で日々の仕事が進んでいくのか、どんな人がいるのか、労働環境はどうか、、、
このように会社のことを深く知ってもらうことで、学生側も会社が自分に合っているかどうかを判断でき、認識を間違えたまま選考を受ける、または内定をもらってしまう、というようなことを避けることができます。

■とはいえ、学生にとっては勇気が出ないもの。

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会社訪問は会社にとっても学生にとっても大きなメリットをもたらしてくれますが、やはり学生にとっては踏み込みづらい領域で、いきなりアポをとって断られないか、一対一で話すのは少し怖い、などと尻込みしてしまいます。
実際にわたしが就活生だったときも、周りからOB訪問を勧められながらも結局勇気が出ず実行に移すことができませんでした。
勇気のない学生はいらない、と言われてしまえばおしまいですが・・・

そんな学生さんでも気軽に会社訪問に申し込めるよう、新卒採用サイト上で会社訪問を受け付けている会社や、LINEやFACEBOOKなどのSNSで訪問の申し込みを受け付けている会社も増えてきているようです。
またある総合商社は、専用サイトで社員役1000人のプロフィールを公開し、そのなかから学生が話を聞きたい社員をネット上で選ぶ、というユニークな方法を採用していました。

採用活動ばかりに労力を使ってもいられない時期ではありますが、採用前にこのような学生と企業との「1対1」の時間をもうけることは「入社後のミスマッチ」を防ぐ重要な手段なのではないでしょうか。

採用活動の効率化、という面でも、おすすめの活動のひとつといえます。