【就活生の一日】vol.2
就活生の一日・グループワーク編
大手・中堅企業ではよく取り入れられている「グループワーク」。
質疑応答を繰り返す面接もいいけれど、自分の意見を自由に述べられるグループワークは、その人の性格や考え方を客観的に見ることのできるいい「採用活動」だと思うのです。
今日は什器やPOPの制作を主な事業としている会社のグループワーク。
グループ全体の評価を落とす「クラッシャー」にならないように、冷静に、論理的に考えよう。かといって考えすぎて黙っていると「発言しない人」認定されてしまうかもしれないから気をつけよう。
そんなことをぐるぐると考えながら、選考会場に向かいました。
今回のグループワークは、定番のディスカッションでした。
5,6名のグループで、与えられた簡単な課題について10 分間ディスカッションを行います。
その後、各グループに一人ずつ付いている社員さんに向けて3分間のプレゼン、そして社員さんのフィードバック。これを別の課題で5回繰り返す、というものでした。
それまではひとつの課題で30分から1時間話し合うことが多かったので、短い時間でのディスカッションは新鮮でした。しかし短いからこそ、問題の共有や解決策の提案についてスムーズに、無駄なく議論することができた、と選考が終わってから考えたのを覚えています。
ディスカッションは楽しいです。
あくまで選考。だからこそ、会社の利益を考えて・・・など面倒なことは全部抜きにして自由に考えることができます。
また、ディスカッションへの取り組みも人によって違うので、そこから多くを学ぶこともできます。私が考えつきもしないアイデアを出してくる人もいれば、みんなの意見をとても上手にまとめられるリーダー的存在もいる。少し意図のずれた発言をした人がいたとき、そっとフォローできる人がいる。
十人十色の考え方や人との関わり方が垣間見えるようで、面白いなと感じます。
今日のグループワークでも、ワークの数が多かったからか、より多くの人の発言に感心し、勉強になることが多くありました。
ワーク中は、指定の紙が配られなければスケジュール帳に書き込むようにしています。
後でそこに感想や反省を記入しておけば、振り返って次に活かすことができるからです。
就活生のなかにはグループワークを嫌う人もいますが、わたしは面接よりもリラックスできて、自分の考えを素直に述べられるグループワークが好きです。
会社の規模によってはグループワークをするほどでもないというところもあるでしょうが、面接だけでないく違った形式の選考を通して、就活生の「いいところ」を見つけられる企業が増えればいいな、と思います。