学生に好印象を持ってもらうポイントとは?
面接や説明会など就職活動の期間は人事の方はもちろん、他の社員の方たちも学生と交流する機会が増えていきますよね。企業側が学生を評価していると同時に、学生側も社員の方たちを見て企業を評価していることもあります。今回は学生に良い企業だと感じてもらうために、どのように振る舞えばよいのかを見ていきましょう。
■面接官や社員の印象は志望度に関係します!
学生はどのような理由で企業を志望するのか…採用担当であったら誰しも気になっていることだと思います。
ネームバリューや事業内容など、その理由はさまざまですが、その中でも社員の方たちの雰囲気や人当たりなども志望動機に関わっていきます。特に、選考が進んできたこのシーズンであれば尚更、社員の方々の印象は学生がその環境の中で働いていけるかという大きな判断基準になるでしょう。
折角、事業内容や理念に共感してもらっても、雰囲気が合わないからといって志望度を下げられてしまうなんて悲しいですし、良い学生を採用するチャンスを逃してしまいます。
就職活動では、企業側も学生に好印象を持ってもらうことが必要です。
では、そのためにはどうしたら良いのか…詳しく見ていきましょう。
■挨拶はしっかりと!
挨拶をするなんて基本的なことですが、忙しいとつい忘れてしまう。なんてことありませんか?
新入社員の頃は先輩に挨拶するのが当たり前だったのに、最近人の目をちゃんと見て挨拶していないな…と感じた方は要注意です。
学生との最初のコミュニケーションは挨拶です。初対面で挨拶してもらえなかったら、また適当な挨拶をされてしまったらとても残念な気持ちになってしまいますよね。
なおかつ、学生は企業の訪問に緊張しているはず。こちらからハキハキと笑顔で挨拶するようにしましょう。
■面接では和やかな雰囲気作りを
面接では学生が自分をPRする場だと思われがちですが、企業も同じようにPRする場です。よく学生が喋っている間ずっと資料に目を落としていた、しかめ面をしていたなんてことがありますが、そういった態度は学生に「厳しい会社なのかな」「この会社でやっていけるかな」とマイナスな印象を持たせてしまいます。
学生の話している間はしっかりと目を見て、聞く姿勢で臨みましょう。
頷きや聞いたことをリピートすることで相手に「聞いてくれているな」と伝わり、話しやすい雰囲気をつくることができるので、こちらも取り入れることをおすすめします。
また、面接では緊張している学生が多くいます。緊張していると、思うようなことが話せなかったなど、その学生の本来の良さが発揮できなくなってしまうので何気ない会話でリラックスさせてあげることも大切です。
■会話を意識しよう
面接と言っても、学生との会話です。会話のキャッチボールを意識するようにしましょう。
先ほどでも述べたように、学生が話しているときは頷きやリピートなどリアクションをとることで、学生もスムーズに自己PRすることができます。
質問の回答から話を広げていくと、「この人は自分に興味を持ってくれているな」と好印象を抱いてくれるでしょう。
いくら企業研究や自己分析がなっていない学生がいたとしても、相手を真っ向から否定したり嘲笑したりするのは控えましょう。
また、相手の話を遮ってしまうと不快に思われてしまうので、こちらもご注意ください。
■資料の読み込みは事前に
学生の資料は面接が始まる前に事前に目を通しておきましょう。
相手が話しをしている間ずっと資料を読んでいたら、内容を聞いていたとしても、
とても聞いている姿勢とは言えません。
また、予め目を通していないと同じ質問を何度も繰り返してしまい学生の意欲をそいでしまう…なんてことにもなりかねません。面接がただのESの確認にならないよう、事前にESから発展した質問を考えておくことがベストです。
多くの人数を僅かな期間で対応しなければならないため、難しいことではありますが学生一人一人に真摯に向き合っていきましょう。
■不手際に要注意!
ちょっとした不手際も学生に見られているかもしれません。
以下の様な点には注意して面接を行いましょう。
・携帯の電源は切っておく。
・宗教などに関する質問はしない。
・用意する書類は間違えのないようにする。
・時間を厳守する。
・姿勢を正す。
いかがでしたか?今回は以上の5点についてお話しました。
こうして見てみると基本的な対人マナーばかりかと思われますが、こういったものは忙しい時や、ついうっかりしてしまうとおろそかになってしまいます。
日頃から注意して、学生に志望したい企業だと思われるような雰囲気を社内の全員で作っていきましょう。