フルタイムで働く女性の平均月給は242,000円
今日は、ちょっと一服で、新卒とは離れた話題です。
でも、現代は女性が活躍する時代なので、新卒で入社した女性も生涯の戦力と考えると今回の話もあながち新卒採用に関係ない話とは言えないかもしれません。
厚生労働省の2015賃金構造基本統計調査によると、フルタイムで働く女性の月額賃金は24万2,000円。2014年と比較すると、1.7%増えたそう。1976年以降で一番高い数字となったようである。これは、管理職として働く女性が増えたことと昨今の人手不足の影響で会社側も待遇を厚くしているという背景があるようである。
これを男性と比べてみよう。フルタイムで働く男性の平均賃金は33万5,100円。女性と比べるとその約1.4倍である。まだまだ、男女間では差があるといっていい数字である。ただ、その差は過去と比べると最も縮じまっている。女性の勤続年数は9.4年。出産後も働く人が増えていることや、女性管理職の登用が一般化してきていることもその要因のようである。
今後は少子高齢化が進むことはわかっているので、女性戦力をどう育ていかに活用していくのかが、中小企業経営の肝になることは間違いのないところである。