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面接時、応募者にこう聞きたい!
面接時、応募者にこう聞きたい。“ストレスを感じた時どう対処”

ストレス社会と言われている現代社会。多くの問題点が頻繁に語られています。特に企業では、今、ストレスで悩む人に対してどう対処するのか、ストレスに見舞われている人をいかに早期に発見して深刻な事態になることを防ぐべきか、こんな活動が行われています。ストレスチェックです。ストレス耐性とはストレスを抜く、かわす、いなす、チカラです。どの会社、どの採用の現場でもこのストレス耐性のある人を採用することが望まれています。

■ストレスのかわしといなし

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面接時に、「ストレスに強いですか?」という聞き方をすると、どの応募者も「はい、強いと思います」と応えます。「働く意欲はありますか?」と聞かれて「いいえ、意欲はありません」と応える応募者がいないのと同じで、皆、ストレスには強い、と答えるはずです。ここはやはり聞き方を変えてみましょう。「ストレスを感じた時、どう対処していますか」と聞いてみると、その人のストレスに対するかわし、いなしがみえてきます。年齢や環境によってストレスの度合いもさまざまです。一般的には若いうちはストレスの大きさはさほど大きくないけれど、かわし、いなしが上手ではないので悩みがちです。年齢を重ねてそれなりの職責につく頃ストレス度合もおおきくなります。本来人生経験値を上げることで対処法を見つけてストレスのかわし方がうまくなりストレス耐性も上がっていきます。しかし、ここでかわし、いなしの術をうまく自分の中で形成できていないとストレスにつぶされてしまう結果となります。

■気分転換がうまい人か

わたしは精神衛生の専門家ではないので断言はできません。今までの経験からお伝えしています。「ストレスを感じた時どう対処していますか」この質問に迷うことなく答えることのできる人はかわし、いなしのうまい人でしょう。新卒のような若い人の中にはストレスなんか感じたことはありません。と応える人がいるかもしれません。若い頃私はそうでした。ストレスという言葉が今のように広く社会に浸透していなかった時代ということもあったのですが、悩みはあってもそれが精神的負担と感じたことはありませんでした。ストレスを感じた時どう対処するのか?この質問に、迷うことなく「すぐ寝ます」とか「散歩をします」とか「趣味に没頭します」とか、すぐに応えられる人はストレスのかわし、いなしが上手な人。ストレスを感じるところから一旦離れて自分を隔離させることができる人、気分転換のうまい人です。成るようにしか成らない。といい意味での開き直りができる人なのかどうか。ということになります。

■面接時に必ず質問したい言葉

ストレスを感じそれにうまく対処できないと適応障害になります。環境にうまく適応できないと自分をどこに置いていいのかわからなくなってしまいます。仕事が忙しく気分転換の時間が取れなかったり、責任を自分でしょい込み過ぎてしまい身動きがとれなくなったり、自分の能力に疑問を感じたりすると、自分を責めだし自分を追い込んでいきます。こうなると悪い循環(うまく行かない→自分のせい→自分はダメな人間)になってしまい社会(仕事)にうまく身を置くことができなくなります。人は真面目な方がいいけれど、あまりにもその度が過ぎる人ほどこのようになってしまいがちです。気分転換の上手な人は、一旦悩んで、次に自分を別のところに置き、また戻ってその悩みに対処しようと試みます。すぐに解決することもあり、こんなことを何度か繰り返すことでだんだん悩んでいることが馬鹿げたことに感じてくることもあります。また、気分転換した場所で思わぬ解決策を見出したりできます。このようにストレスを感じた時、気分転換できるコト、モノ、方法を持っていてそれを使うことのできる人は、ストレスをうまく、かわし、いなし、解決できる人です。
「ストレスを感じた時どうする?」。面接時に、必ず質問してみたい言葉です。